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夢街道
兵庫のまち
元町、という地名が登場するのは明治七年の五月である。以来、町名の根拠は、はじめにできたまち、もとのまちということになっている。
兵庫のまち
2000/04/01
夢街道
兵庫は入江のまちである。 平清盛は、承安のころ(一一七一~七五)私財も投じて入江の整備につとめたが、平家の没落によって忘れられた。 ふたたび脚光をあびるのは、秀吉が大阪に城を築くことになってからである。
築城に必要な資材は、海上輸送が中心になる。 量が多く、運ぶ距離もながくなると、使用する船も大きくなる。 港には、多くの川がおしながす砂で浅瀬ができる。 大船にとって、大阪の港はよりつきがたい。 慶応年間(一八六五~六八)になっても、船主の、大阪をさけて兵庫の入江にたよる習慣はつづいていた。
まちには七八〇艘もの船があった。 煮物を売る船だけでも一九三艘あったというから、商いの対象とした出入り船の数は、当時の日本の港のなかでも抜きんでていたにちがいない。 船工場もあり、二八〇軒の船大工と、一五八人の鍛治師がそれを支えていた。 北風家が代表するように、兵庫には自ら船をもって回船問屋をいとなむ店もある。
入江にはぐくまれたまちは沿海一里四町(四・三キロ)、南北一九町(一・九キロ)、人口は二万をかぞえる。まちは三つの区にわけられている。 もとの城跡である御屋敷一帯の浜にそった地域を南濱、浜ぞい北側の一角を北濱、浜に面していない地域を岡方といった。
南濱には、海水を直接ひきこんだ大型の魚のいけすを用意して大阪や京都に生きのよい魚をとどけた今出在家町をはじめ、西国大名の物産交易と参勤交代のとき藩主の宿舎のある新在家、造船大工や指物師などがあつまる船大工町など六つの町。 北濱は、北風荘右衛門の屋敷もあり、船鍛冶業とともに諸問屋をあつめてにぎわった鍛冶屋町や、諸問屋・穀物・干鱈の商家が軒をつらねた松屋、北前船の入港でにぎわった川崎など十一の町がある。岡方には、猪・鹿の肉を売る店を鹿屋とよんだことからそのまま町名になったという鹿屋町、富谷、明治座の名前で村芝居を楽しませた算所など二八の町があった。
そこには料理屋、砂糖、菜種、呉服などの専門店があるいっぽう、雑穀、たばこ、干鰯塩、生鮑などの仲買が軒をつらね、素麺業者だけでも二五軒ある。 商う旅商人のためには五一軒の旅籠がのれんをかかげ、漁師、船大工、瓦師、左官、水車大工、鍛冶師、屋根屋、紺屋、糀屋、畳屋など、働くひとのための風呂屋も三三軒。 夜のとばりつつまれるころからつややかな音色を響かせるお茶屋も二五軒にのぼる。
入江に出入りの白帆が群れる兵庫は、浜の蔵をとおして商品が全国に行き交う商いのまちだった。
岩田照彦
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