神戸元町商店街 KOBE MOTOMACHI SHOPPING STREET

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もっと活気・魅力にあふれる商店街にするために、日々さまざまな企画を考え、実行している組合員の方々の情熱を「元町のアイディア」と称し、ご紹介するコーナーです。
今月は、「神戸元町商店街連合会 事業部座長 畑 芳弘さん」をご紹介いたします。

神戸元町商店街連合会 事業部座長 畑 芳弘さん

神戸元町商店街連合会 事業部座長 畑 芳弘さん

商店街連合会事業部の座長とは、どんな仕事ですか。

「各丁ごとにさまざまなイベントを実施していますが、商店街全体にわたる事業を企画するのが仕事です。元町商店街により多くの方に来て頂くためです。当商店街は、昨年140周年を迎えましたが、今年は、150周年に向けたスタートの年となりますから、新たな企画をプラスしました」

具体的には。

「恒例の行事では、夏の『元町夜市』と秋の『ミュージックウィーク』が、商店街を代表するイベントとなりましたが、今年は、5丁目が実施する春の『元町児童絵画コンクール展』や4丁目の『元町の芸術家たち展』を、春の『アートウィーク』として、『ミュージックウィーク』に並ぶ全体行事に拡大するつもりです。ほかにも、『ハロウィーン』もおもしろい行事ですから、商店街全体で取り組みたいものです。それと一番街で毎月第3水曜日に、兵庫県下で生産されたコメや野菜などを生産者が直接販売する『元町水曜市』を開催していますが、これ以外にも新たな"食"を切り口にした行事の構想も練っています」

わくわくしますね。最近、若い商店主の参加も増えてきている。

「ここ数年、30・40代など若手の活躍が目立ってきました。若手クリエータの作品を販売する『クラフツアーケード』は、まさしく若手の発想から生れ、すっかり西元町の顔となりましたし、昨年のモトマチポイントカード事業も、若い人が活躍してくれました。われわれベテランも、若い考え方を積極的に取り入れると同時に、若い人が失敗を恐れずチャレンジ精神旺盛で、商店街に新風を巻き起こすよう、応援しなくてはなりません」

商店街全体の協力体制はいかがですか。

「1丁目から6丁目までつながってこそ元町商店街で、他の商店街との差別化を図るためにも、互いの協力や応援体制は不可欠です。昔、元町商店街は神戸駅から入っていたため、6丁目や5丁目が栄えていましたが、近年、三ノ宮が入口となったため、どちらかと言うと一番街や3丁目の元気が良い。でも6丁目は、クラフツアーケードなどの催しに加え、空き店舗活性化事業など、若い人の出店を応援する制度を設けることで、若者の街としてかつての賑わいを取り戻しつつあり、5丁目で商売をしている私としては嬉しい限りです、今後は神戸駅やハーバーランドと連携を深め、さらなる活性化を目指したいものです」

インバウンドや農業6次産業化など、商店街の活性化として新たな切り口も誕生している。

「そうですね。港・神戸だけに、元町商店街は、昔から海外からのお客様が多いのが特徴でしたが、最近さらに増えてきました。また、5丁目や6丁目には、産地のパイロットショップ的な、その土地に特化した農産物や畜産物を販売する店が増えてきました。商店街周辺にマンションが増えたのが追い風となっていて、連日多くの買い物客で賑わっています。まさに商店街とは、時代とともに変化するもの。いかに素早く掴み、対応していくか、変化の速度が速い昨今だけに、商店街の真価が問われています」(2016.1)

難しいだけに、頑張ってほしいと思います。 ありがとうございました。
■インタビュー 岡田 ちとせ

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