神戸元町商店街 KOBE MOTOMACHI SHOPPING STREET

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MOTOMACHI MAGAZINE MOTOMACHI MAGAZINE 元町マガジン

元町の商人(あきんど)をじゅずつなぎ方式で知人の商人を紹介しています。

5丁目「CHILDREN WILL」 西端 正樹さん

5丁目「CHILDREN WILL」 西端 正樹さん

お店を始めたきっかけを教えてください。

この店は、今年9月で7年目となります。以前は、両親が4丁目のほうで営業していたのですが、現在はこちらの一店舗を母と経営しております。きっかけは、両親が元町商店街で経営していて、後を継ぐというわけではないですが、僕も独立したくて開業しました。

では、お父様のお店と同じような感じで?

いえ、父や母とはまた別の思想というか感覚があるので、似てると言われると似てるのかもしれませんが、僕としては全く別物として経営しています。ですが、父のことは商売人として、心から尊敬しています。とにかくアイデアが斬新で、商売に対して貪欲というか、根っからの商売人でした。そんな親父の背中を小さい頃から見てきたので、無意識に「あぁ、親父ってすげぇな」って思ってます。

こちらはオモチャ屋さんではないんですよね?

違います(笑)オモチャ的なグッズもありますけど、何か固定概念に縛られることが苦手なので、○○屋という形態ではないです。飲食店で例えると、フレンチとかイタリアンではなくて「大衆食堂」みたいなイメージです。僕の一番のポリシーは、お客さんが喜んでくれることなんです。店名も「子供のお店」という意味ではなくて、大人達も童心に戻れるというか、ディズニーランドみたいな雰囲気というか、、、とにかく来てくれた人がみんな楽しくて笑顔になってくれたら、それが一番嬉しい。きれいごと言うてるみたいで恥ずかしいですけど、ほんまにそれだけで、、、。たしかに現実問題として、店を経営していくというのは、売上がなければ厳しくなりますし、他にもさまざまな問題や課題が出てきますが、それもみんなお客さんが喜んでくれるなら吹っ飛びます。

元町商店街についてはいかがですか?何か言いたいことあれば(笑)

いやいやいやいや、、、(笑)僕も4丁目に店があったときに理事などをしていたので、内情みたいなものは十分に理解してきたつもりではあります。もっと盛り上がるというか一致団結というか、1丁目から6丁目までが1つになれるようなイベントを開催しても面白いんちゃうかなと思います。いろんな業態の店舗があって、それぞれの事情や意見をお持ちなので、1つになるって難しいのかもしれませんが、年に1度、夜市のときは1つになれてる気がするんです。それが、お客さんにも無意識に伝わってて、あれだけ盛り上がることができるんやと思います。こんなこと言うたら、じゃあ具体的にお前やれよ、と言われるかもしれないですけど(笑)気持ちはあっても、1人じゃやっぱり出来ないですよね。皆さんの協力あってのことやし、みんなの商店街なんです。店主の皆さんあっての「神戸 元町商店街」なんです。この商店街に来てくれたお客さんが笑顔になって、楽しい時間を過ごしてくれて、そんな日々の積み重ねが「商店街の活気、元気」に繋がっていくんちゃうかな、と思います。

たしかに暗いニュースが多い毎日で、買い物に出かけて、心が軽くなるというか、ほっこりできる店って少なくなりましたよね、これは、元町商店街に限らず、全国的に。

だからこそ、僕らみたいな商人が少しでもお客さんを元気にできたらいいんちゃうかな、って思います。インターネットは今やなくてはならない媒体ですし、便利やし、時短やし(笑)でも、僕らの商売は基本的にアナログなんです。対面販売が軸なんです。何も買わなくてもフラっと店を覗いて、商店街を散歩して、その明るさや活気を吸収して、帰り道には少しでも元気になってくれたら、本望です。最低限のマナーやルール、モラルを守って、もっといろんな試みをしてみる商店街でありたいな、と思います。商店街には、僕よりも商売の先輩方がたくさんいらっしゃいます。その先人方の考えや経験を教えてもらい、アドバイスをいただきながら、活気溢れる商店街になっていけばいいなぁ、と思います。

なんか久々に熱い気持ちになりました(笑)ありがとうございました!

(2014.9)

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