神戸元町商店街 KOBE MOTOMACHI SHOPPING STREET

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MOTOMACHI MAGAZINE MOTOMACHI MAGAZINE 元町マガジン

「商鑑」とは造語です。「あきないかがみ」と読みます。「商(あきない)」とは商売で、「鑑(かがみ)」とは鑑(かんが)みる、すなわち考えることなので、「商鑑」とは商売を考えるという意味です。三木 久雄さんが「鏡」に映して歴史を考えるという趣旨で掲載しています。

第46話 アイデアはタダ(無料)

第46話 アイデアはタダ(無料)

1341.jpg 商売に元手は不可欠です。設備投資、運転資金が必要です。さて、それ以上に必要なものは何でしょう。
 零細(小規模と言うそうですが)小売業者が危機に瀕し、商店街が衰退しつつあるのは、流通革命によって新規大規模販売が拡大し続けて、零細小売業者が顧客を奪われ続けているからに他なりません。弱肉強食が冷厳な現実なのです。極寒の商況の中で私たち零細小売業者の運命は風前の灯なのでしょうか。否、断じて否。恐竜が滅んだのは巨大であったが故です。人類が生き残ったのは「人は考える葦」であったからです。
 逆境はチャンスです。なぜなら試練は安直に生きることを拒むから。現実が厳しければ厳しいほど人は考えるのです。どうやって逆境を切り抜けることが出来るのかを。今こそ大資本の販売攻勢に負けない商売は何か、何が出来るのかを考えるのです。大規模販売が出来ない商売、小規模販売でしか出来ない商売を考えるのです。
 一つの答えは、他の如何なる大規模、中規模、小規模小売業者が出来ない商売をすることです。他にない商品、他にないサービスを提供する商売です。この広い世界に二つとない「オンリーワン」の商品、サービスを提供する商売をすることです。「めざせ、オンリーワン!」
三木 久雄
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