神戸元町商店街 KOBE MOTOMACHI SHOPPING STREET

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MOTOMACHI MAGAZINE MOTOMACHI MAGAZINE 元町マガジン

この企画は、かつての西国街道が「元町通」(明治7年)となり、商店街となった大正末期・昭和初期から、アーケードが完成する昭和28年までの「元町通」を紹介するコーナーです。

第31話 呉服店

第31話 呉服店

元町通が西国街道だった頃、その道筋には呉服店はありませんでした。明治になっての呉服店第一号は5丁目の山側にあった「城田呉服店」で、店主は『神戸港の開祖』といわれる網屋吉兵衛の息子・城田吉兵衛(2代目)で洋反物商からの転身だったそうです。その後、湊川神社が賑わって西手の6丁目が呉服店に好立地となると、「杉山呉服店」「森呉服店」などの大店(おおだな)が開業しました。その後、東の4丁目に京都の呉服店が進出して誓文払いが行われるなど、戦前の元町通の呉服店史が刻まれていきました。その後も元町通には、6丁目の浜側に「小橋屋呉服店」「元町のはかま屋」山側には「金村呉服店」、5丁目の浜側に「ちりめんや」「博多屋呉服店」「十合呉服店」山側に「木村屋呉服店」「かすりや」「ちちぶや呉服店」、4丁目の浜側に「大丸呉服店」山側に「大黒屋呉服店」「大島屋呉服店」 、3丁目山側に「竹中呉服店」、今の1番街の山側に「上阪呉服店」「日下部呉服店」などと多くの呉服店などが軒を並べました。
安井裕二郎
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