神戸元町商店街 KOBE MOTOMACHI SHOPPING STREET

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希望の灯り

希望の灯り

556.jpg 平成16年は神戸元町商店街にとって生誕130年という節目の年に当たりました。年初より「こうべ元町130年記念事業」が実施され、その最後を締めくくる事業として12月4日より30日まで「こうべ元町から希望の灯り」という光のイヴェントが開催されました。「希望」をテーマに全国から寄せられた絵の中から40作品を選考し円筒形の光のオブジェに制作、元町商店街のアーケードの下に掲示して来街された市民の皆様に楽しく鑑賞していただきました。

 平成7年1月17日未明、神戸を襲った未曾有の大地震。その夜、真っ暗闇の中でかぼそく灯った1本のろうそくに照らし出された家族の顔、「生きてさえいれば何とかなる」。ろうそくのかすかな光は「希望の灯り」でした。震災直後、壊滅的被害を受けた市内中心部で元町商店街はかろうじて惨状をまぬがれました。混乱の中、寸断された陸路を守るために元町商店街は24時間、アーケードの灯りをともし続け、市民が安全に通行できる道路を提供しました。元町商店街は「希望の灯り」をともし続けたのです。

 あれから10年、神戸の街は震災前より美しく甦ったかのようです。しかし被災した人々に震災の打撃は今なお深く傷跡を残しています。だから、今こそ神戸元町商店街に「希望の灯り」をともしたい。1本のろうそくのかすかな光に、生きる希望を持つことができたあの日を忘れないために。

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