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丸太や(1番街) 三木 久雄さんによる、「商鑑(あきないかがみ)全48話」に引き続きの連載です。「商道(あきないみち)」という言葉は、三木さんによる造語で、「商人道」という意味合いも、「商道徳」という意味合いもありますが、商売の方法、如何に商売するのか、という意味合いが込められています。

第1話 「商道(あきないみち)」How to do the AKINAI

第1話 「商道(あきないみち)」How to do the AKINAI

 出版業界ではハウツー本というジャンルがあるそうです(本当かな)。商売繁盛必勝法みたいな話もあるそうですが、そんなに簡単に儲けられるなら苦労しませんよね。

How to do the AKINAI

akinai_michi_01.jpg 「商道(あきないみち)」という言葉は、私の造語です。勿論、イメージとして、茶道、華道、柔道、剣道という言葉があります。「道」という言葉を付けるのは、「武士道」という言葉に顕著なように、道徳的な意味合いがある。「武士道」ならば、武士はどう生きるべきか、というような。
 「商道(あきないみち)」という言葉を思いついたのは、5年前の6月から去年の5月まで、神戸元町商店街が発刊する「こうべ元町新聞」に、「商鑑(あきないかがみ)」というタイトルで、商売とは何かを、私なりに考え、書き続けたからです。「商鑑(あきないかがみ)」を書き終えて、商売とは何かを、私なりに自得することが出来ました。であるなら、次に考えるべきは、如何に商売するのかだ、と「商道(あきないみち)」を書こうと思いついたのです。
 「商道(あきないみち)」という言葉には、「商人道」という意味合いも、「商道徳」という意味合いもありますが、私としては、商売の方法、如何に商売するのか、という意味合いを込めています。かつて「こうべ元町新聞」に、「商鑑(あきないかがみ)」を連載した時、キャッチコピー的なサブタイトルを、「What's the AKINAI」と気取って付けましたが、その伝で言うと、「商道(あきないみち)」は、「How to do the AKINAI」なのです。
三木 久雄
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