神戸の良さが元町に──。異国情緒漂う街、神戸を代表する商店街の神戸元町商店街は、いろいろと興味深いところでもあります。ここでは神戸元町商店街に関するユニークなエピソードやトリビアをご紹介。普段よく利用する方も、まだ来たことがない方も、知られざる魅力に触れればこの街をもっと楽しむことができますよ!
ながーい商店街
神戸元町商店街を端から端まで歩くと、どれくらいの距離があるでしょうか?なんと約1.2kmもあり、そこに約300ものお店が並んでいるんです。しかもロケーションは神戸の中心で、近隣には旧居留地や南京町、メリケンパークやハーバーランドなど観光スポットもいっぱい。また、元町駅と神戸駅の間にあり、両駅の ほか旧居留地・大丸前駅、みなと元町駅、西元町駅、花隈駅などからもすぐで、アクセスがとっても便利なんですよ。
ながーい商店街
神戸元町商店街を端から端まで歩くと、どれくらいの距離があるでしょうか?
なんと約1.2kmもあり、そこに約300ものお店が並んでいるんです。しかもロケーションは神戸の中心で、近隣には旧居留地や南京町、メリケンパークやハーバーランドなど観光スポットもいっぱい。また、元町駅と神戸駅の間にあり、両駅の ほか旧居留地・大丸前駅、みなと元町駅、西元町駅、花隈駅などからもすぐで、アクセスがとっても便利なんですよ。
ぜんぶ歩くと成人女性で
約1850歩もあるんだよ
ぜんぶ歩くと成人女性で
約1850歩もあるんだよ
ハイカラなまちなみ
神戸元町商店街は賑わいの中にもどこか落ち着いた雰囲気が漂っています。そんな独特の〝元町らしさ〟の秘密は、まちづくりと景観。2003年(平成15)に定められた「神戸元町商店街景観形成市民協定」により「高級感」「ハイカラ」「エレガント」をキーワードとしたまちづくりがおこなわれ、建築物や看板などにもルールが定められているんです。各店舗もオシャレなお店づくりに務め、清掃や緑化にも積極的に取り組んでいます。
ハイカラなまちなみ
神戸元町商店街は賑わいの中にもどこか落ち着いた雰囲気が漂っています。
そんな独特の〝元町らしさ〟の秘密は、まちづくりと景観。2003年(平成15)に定められた「神戸元町商店街景観形成市民協定」により「高級感」「ハイカラ」「エレガント」をキーワードとしたまちづくりがおこなわれ、建築物や看板などにもルールが定められているんです。各店舗もオシャレなお店づくりに務め、清掃や緑化にも積極的に取り組んでいます。
地元のみんながまちづくりに
協力しているんだよ
地元のみんながまちづくりに
協力しているんだよ
0歳から149歳まで
神戸元町商店街には老舗がいっぱい。創業100年を超えるお店は、創業149年の赤壁商店を筆頭に創業147年の平村写真館、創業144年の亀井堂総本店などなんと約20店舗もあるんです。洋菓子、洋服、写真、美容室など、当時の先端だった業種で老舗が多いのは、元町が進取の気風に満ちていたからなのでしょう。今もその気風は受け継がれ、新しいお店もいろいろオープン。この街は新旧のお店が融和する、「新しくて懐かしい」街なんです。
0歳から149歳まで
神戸元町商店街には老舗がいっぱい。創業100年を超えるお店は、
創業149年の赤壁商店を筆頭に創業147年の平村写真館、創業144年の亀井堂総本店などなんと約20店舗もあるんです。洋菓子、洋服、写真、美容室など、当時の先端だった業種で老舗が多いのは、元町が進取の気風に満ちていたからなのでしょう。今もその気風は受け継がれ、新しいお店もいろいろオープン。この街は新旧のお店が融和する、「新しくて懐かしい」街なんです。
明治時代から続くお店が
16店舗もあるんだよ
明治時代から続くお店が
16店舗もあるんだよ
もとずきんちゃんって誰?
街のシンボル「すずらん灯」をモチーフにしたずきんと、愛らしいまんまるお目々。デザインとネーミングを公募して2009年に誕生した神戸元町商店街のマスコットキャラクター「もとずきんちゃん」は、ちょっぴり古風な女の子です。神戸生まれで、今は元町に住んでいます。陽気な性格で、好奇心も旺盛!趣味はお買い物とお散歩。パレードや撮影会など、商店街のイベントで活躍中!みんな、もとずきんちゃんに会いに来てね。
もとずきんちゃんって誰?
街のシンボル「すずらん灯」をモチーフにしたずきんと、愛らしいまんまるお目々。
デザインとネーミングを公募して2009年に誕生した神戸元町商店街のマスコットキャラクター「もとずきんちゃん」は、ちょっぴり古風な女の子です。神戸生まれで、今は元町に住んでいます。陽気な性格で、好奇心も旺盛!趣味はお買い物とお散歩。パレードや撮影会など、商店街のイベントで活躍中!みんな、もとずきんちゃんに会いに来てね。
なぎなたが得意で、
神戸スイーツが大好きなの!
なぎなたが得意で、
神戸スイーツが大好きなの!
イベント盛りだくさん
神戸元町商店街では、商店街全体で盛り上がるものから各丁ごと開催されるユニークなものまで、さまざまなイベントがおこなわれています。7月の「元町夜市」、10月の「神戸元町ミュージックウィーク」や「ハロウィン」、4~5月の「元町児童絵画コンクール展」、5月の「元町の芸術家たち展」など季節のイベントのほか、定期的に通年おこなわれるイベントもあるんですよ。詳しくはイベントのページをチェックしてくださいね!
イベント盛りだくさん
神戸元町商店街では、商店街全体で盛り上がるものから各丁ごと開催されるユニークなものまで、
さまざまなイベントがおこなわれています。7月の「元町夜市」、10月の「神戸元町ミュージックウィーク」や「ハロウィン」、4~5月の「元町児童絵画コンクール展」、5月の「元町の芸術家たち展」など季節のイベントのほか、定期的に通年おこなわれるイベントもあるんですよ。詳しくはイベントのページをチェックしてくださいね!
「元町夜市」は35年以上続く
元町の風物詩だよ
「元町夜市」は35年以上続く
元町の風物詩だよ
愛されて140年以上
神戸元町商店街は、実は140年以上の歴史がある商店街なんです。元町はまさに「元からあった町」、そして「神戸の元になった町」で、江戸時代にはすでに220戸が軒を連ねていました。神戸開港でさらに人が集まり発展し、1874年(明治7)5月20日に「元町通」と改称されましたが、その日が神戸元町商店街のアニバーサリーです。1883年(明治16)頃からは商店街あげての誓文払い(バーゲン)がおこなわれ大いに賑わったそうです。
愛されて140年以上
神戸元町商店街は、実は140年以上の歴史がある商店街なんです。
元町はまさに「元からあった町」、そして「神戸の元になった町」で、江戸時代にはすでに220戸が軒を連ねていました。神戸開港でさらに人が集まり発展し、1874年(明治7)5月20日に「元町通」と改称されましたが、その日が神戸元町商店街のアニバーサリーです。1883年(明治16)頃からは商店街あげての誓文払い(バーゲン)がおこなわれ大いに賑わったそうです。
明治の頃にも横文字の看板が
いっぱいあったんだって
明治の頃にも横文字の看板が
いっぱいあったんだって
下にぃ~、下にぃ~
商店街の通りが実は由緒ある道だって知っていますか?実はこの道、平安時代に山陽道として整備された京都と下関を結ぶ重要な街道なんです。近世からは西国街道とよばれ、「下にぃ~、下にぃ~」と大名行列も通ったとか。今から150年くらい前、このあたりには神戸村、二つ茶屋村、走水(はしうど)村という3つの村がありましたが、街道沿いにはいろいろなお店があって賑わっていたようで、やがて商店街へと発展していきました。
下にぃ~、下にぃ~
商店街の通りが実は由緒ある道だって知っていますか?
実はこの道、平安時代に山陽道として整備された京都と下関を結ぶ重要な街道なんです。近世からは西国街道とよばれ、「下にぃ~、下にぃ~」と大名行列も通ったとか。今から150年くらい前、このあたりには神戸村、二つ茶屋村、走水(はしうど)村という3つの村がありましたが、街道沿いにはいろいろなお店があって賑わっていたようで、やがて商店街へと発展していきました。
元町5丁目の走水神社は、
走水村の氏神さんなんだって
元町5丁目の走水神社は、
走水村の氏神さんなんだって
すずらん灯の記憶
道路が1894年(明治27)に拡幅、1913年(大正2)に舗装され、神戸元町商店街は第一次世界大戦の好景気で繁栄した神戸を代表する商業地区へと成長しましたが、より魅力ある商店街を目指して1926年(大正15)にすずらんのような形のアール・ヌーヴォー調の街灯「すずらん灯」を設置し、元町のシンボルとなりました。戦時中の金属供出で姿を消しましたが、戦後、大きさこそ半分になったものの、各丁ごと違うデザインで復活しました。
すずらん灯の記憶
道路が1894年(明治27)に拡幅、1913年(大正2)に舗装され、
神戸元町商店街は第一次世界大戦の好景気で繁栄した神戸を代表する商業地区へと成長しましたが、より魅力ある商店街を目指して1926年(大正15)にすずらんのような形のアール・ヌーヴォー調の街灯「すずらん灯」を設置し、元町のシンボルとなりました。戦時中の金属供出で姿を消しましたが、戦後、大きさこそ半分になったものの、各丁ごと違うデザインで復活しました。
昔は光がアーチを描いて
ルミナリエのようだったんだって
昔は光がアーチを描いて
ルミナリエのようだったんだって
「日本初」いろいろ
商店街の道路は1913年(大正2)に舗装されましたが、一説ではこれが日本初の本格的アスファルト舗装とされています。最近も日本で初めて、既存のアーケードに太陽光パネルを設置しました。放香堂は明治初期に日本で初めてコーヒー豆を輸入、日本初の喫茶店をオープン。1883年(明治16)創業の柴田音吉洋服店は、日本人初のテーラーです。神戸風月堂はゴーフル、本高砂屋は角きんつば、ユーハイムはバウムクーヘン発祥のお店です。
「日本初」いろいろ
商店街の道路は1913年(大正2)に舗装されましたが、一説ではこれが日本初の本格的アスファルト舗装とされています。
最近も日本で初めて、既存のアーケードに太陽光パネルを設置しました。放香堂は明治初期に日本で初めてコーヒー豆を輸入、日本初の喫茶店をオープン。1883年(明治16)創業の柴田音吉洋服店は、日本人初のテーラーです。神戸風月堂はゴーフル、本高砂屋は角きんつば、ユーハイムはバウムクーヘン発祥のお店です。
瓦せんべいも
元町で誕生したんだよ
瓦せんべいも元町で
誕生したんだよ
ジュラルミンのまち
戦前、「元ブラ(もとぶら)」という言葉も生まれたくらい賑わった神戸元町商店街ですが、戦時中は空襲に遭い壊滅的な被害を受けました。しかし、そこから不死鳥のように甦ります。3丁目では「街は共同経営」を合い言葉に店主たちがまとまり、航空機用のジュラルミンを通りに面して張り巡らせた店舗を再建。「ジュラルミン街」として敗戦からわずか1年2か月で復興させ、戦後の混乱の中で平和と希望の象徴として輝きを放ちました。
ジュラルミンのまち
戦前、「元ブラ(もとぶら)」という言葉も生まれたくらい賑わった神戸元町商店街ですが、
戦時中は空襲に遭い壊滅的な被害を受けました。しかし、そこから不死鳥のように甦ります。3丁目では「街は共同経営」を合い言葉に店主たちがまとまり、航空機用のジュラルミンを通りに面して張り巡らせた店舗を再建。「ジュラルミン街」として敗戦からわずか1年2か月で復興させ、戦後の混乱の中で平和と希望の象徴として輝きを放ちました。
ジュラルミン街の話題は
天皇陛下にまで届いたんだって
ジュラルミン街の話題は
天皇陛下にまで届いたんだって
大震災を乗り越えて
戦災から甦った神戸元町商店街は、1953年(昭和28)よりアーケードが整備され、高度経済成長の波にも乗り再び賑わうようになりました。ところが1995年(平成7)年1月17日、阪神・淡路大震災が発生。23店舗が全半壊の被害を受け、インフラが途絶する中、店舗はいち早く復興し、交通要路として利用する人たちのために24時間街灯を点灯し続けました。現在は震災の教訓を受け、防災マップの作成など危機管理にも積極的に取り組んでいます。
大震災を乗り越えて
戦災から甦った神戸元町商店街は、1953年(昭和28)よりアーケードが整備され、
高度経済成長の波にも乗り再び賑わうようになりました。ところが1995年(平成7)年1月17日、阪神・淡路大震災が発生。23店舗が全半壊の被害を受け、インフラが途絶する中、店舗はいち早く復興し、交通要路として利用する人たちのために24時間街灯を点灯し続けました。現在は震災の教訓を受け、防災マップの作成など危機管理にも積極的に取り組んでいます。
商店街の灯りが傷ついた神戸を
元気づけたんだね
商店街の灯りが傷ついた神戸を
元気づけたんだね