元町マガジン
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【神戸元町商店街公式プロモーションビデオ制作プロジェクト】 これから数回に分けて、このプロジェクトが完成するまでの記録と共に、広報部員の奮闘や、裏話。小ネタ等をコラム掲載させて頂きます。お時間が許される限り、読んで頂ければ嬉しいです。また、完成したプロモーションビデオも、ご覧いただけると幸いです。
山から谷あり、そしてまた山
- 2022/10/29
- プロモーションビデオメイキング
2021年7月
前回の、ミラクル会議から1ヵ月が経過。夏の陽気と日々ランデブーしている広報部員達。
話し合う内容を色々と考えながら、各々が定例広報部会議の会場へ向かっていました。
終日曇りだったので、ギラギラ太陽とのランデブーな1日ではありませんでしたが、暑さとジメジメで、すでにヘトヘトでした。もちろん、お腹も空いています。
そして、この日のメインは、プロモーションビデオの依頼を例の"彼女"に依頼するという大きな議題が待ち受けていました。
皆、神妙な面持ちで着席し始めました。
酸素が少ない？と思ってしまうぐらいに重苦しい雰囲気で会議は始まりました。
淡々と会議は進行し、遂にその時がやってきました。
これからの社会生活に夢だけを荷物に詰め込み、希望と共に歩み始めた"彼女"
詳細は知らされず、広報部会に招集を受け、今まさに広報部員の前に姿を見せました。
これから、"彼女"に無理難題を押し付けようとしている広報部。ただ、ホームページは一新したい。
しかし、、、なんとも形容しがたい思想が駆け巡る中。えーい、ままよ！
彼女に、本日来てもらった理由を話し始めました。
広報部員A
「ホームページを一新したいと考えている中で、トップページに商店街独自のムービーを流せないかと議題に上がりました。しかし、限られた予算や、ノウハウが無く、何か方法がないかと考えていたところ、あなたの「自主制作映画」の件を、広報部の方が知っていて、今回のムービープロジェクトにご協力して頂けたらと思い、本日お時間を作って頂きました。」
広報部員B
「本当に予算も限られていまして、前例のないプロジェクトなので、かなり負担も大きいと思っているのですが、無理を承知でご協力をお願いしたく、、、」
人間は、何かをお願いする時に、「まず悪い結果を考えて行動する。」
なんて言葉があったようななかったような。
そんな広報部員全員が「耳を疑った」と後に語ったように、彼女から一言目に返ってきた返事は驚くべきものだった。
救世主の"彼女"
「ハイ！頑張らせてもらいます！！！」
なんということでしょう。ジーザス！！
地震・雷・火事・親父、、、この時、会議室には雷が降り注ぐ。広報部員達に電流が走るのが見えたような気がします。
このタイミングで気持ちの良い返事が返ってくるとは想像もしておりませんでした。
それこそ、"彼女"の倍以上の年齢で培ってきた経験（知識）や屁理屈で、なんとしても折り合いをつけて、協力してもらおう！といった考えの広報部員もいたようです。ここだけの話ですが。。。
そこからは、階段を1段飛ばして駆け上るように、話はスムーズに進んでいきました。
いくつかの動画パターンから、イメージを"ミュージカル"に決定。
"オリジナル"を全面に強調するにあたり、神戸元町商店街オリジナルソングを作成るすことにもなり、それを、商店街の店主達に歌ってもらい、出演もしてもらえるような演出にする事が決定しました。
まさに、神戸元町商店街オリジナルプロモーションビデオにふさわしい内容に決定し、広報部員は皆、ワクワクとドキドキでかなり盛り上がっておりました。
撮影スケジュールも問題なく調整が進み、撮影に関しては1日間～2日間にかけて商店街内にて行う事が決定しました。
プロジェクトは順調に進んでいきました。怖いほどに。
「人生には、３つの坂がある」こんな言葉を聞いたことがあります。
今の広報部は、それこそ上り坂を登り切った後、下り坂をゆっくり～ゆっくり～優雅に
ゴールに向けて下っていっている。
手前味噌ですが、この時の広報部は、かつてないほどにまとまっておりました。
1つのプロジェクトを、一丸となり完遂できる事に満足感にも似た感情が浸透しておりました。
しかし、そんな広報部に3つ目の坂(さか)、「まさか」がおとずれるとはこの時、誰も予想だにしていませんでした...
