神戸元町商店街 KOBE MOTOMACHI SHOPPING STREET

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元町の商人(あきんど)をじゅずつなぎ方式で知人の商人を紹介しています。

3丁目「オカダ洋傘店」店主 岡田 久生さん

3丁目「オカダ洋傘店」店主 岡田 久生さん

オカダ洋傘店 写真

傘の花が咲いているかのような店内ですね。

高級傘から買い求めやすい価格のものまで、幅広く品揃えしています。特に世界に一つしかない、職人さんが1本1本手作りしたもの、好みの柄に好みの持ち手を付けるセミオーダー品、中には父が原画を描いたものもあり、表地と裏地の色が異なるものや、表は無地、裏が柄物のほぐし織、シルクの晴雨兼用など、傘好きな方にも満足して頂ける品揃えが強みです。高級傘と言えば、有名ブランド品を想起する方多いですが、結構百貨店などでも売られているので、品揃えの独自性を打ち出すため、うちではあまり置いていません。全般的に国産品のものが多いですね。仕事が丁寧ですから。

Q.傘職人って、あまり聞きませんね。今でもいらっしゃるのですか。

伝統工芸で、布地を織る方は山梨県、傘に仕立てる方は大阪に多いのですが、最近はめっきり少なくなりましたし、高齢化も進んでいます。それで、職人さんの発掘が課題で、京都の仏師さんなど傘以外の職人さんにもお願いしており、私自身、幅広いジャンルの方と接点が持てるよう心がけています。

Q.大変ですね。ところで、傘には機能も大切ですね。

もちろんです。地球温暖化で暑い日も多いし、一昔前の夕立とは全く性質が異なるゲリラ豪雨が突然襲うなど、気象変動は大きく、傘にも異なる機能が求められるようになってきました。そこで、日傘はほとんどが晴雨兼用ですし、中でもシルク製は紫外線カットだけでなく、通気性にも優れ熱気がたまりにくく、強い日差しやじめじめ蒸し暑い日も涼しく快適に過ごせます。だから当店の傘は「一度使うと手放せないわ」という声をよく頂きます。丁寧に作られたものは当然長持ちするし、こちらも販売して終わりではなく、骨が折れた際に修理するなどアフターケアにも務め、長くご愛用いただいているケースが多い。良いもの、気に入ったものを、大切に長く使うというのが、神戸人のスタイルでしょうか。

岡田さんにとって、そこが元町らしさでもある。

オカダ洋傘店 写真

もちろんです。地球温暖化で暑い日も多いし、一昔前の夕立とは全く性質が異なるゲリラ豪雨が突然襲うなど、気象変動は大きく、傘にも異なる機能が求められるようになってきました。そこで、日傘はほとんどが晴雨兼用ですし、中でもシルク製は紫外線カットだけでなく、通気性にも優れ熱気がたまりにくく、強い日差しやじめじめ蒸し暑い日も涼しく快適に過ごせます。だから当店の傘は「一度使うと手放せないわ」という声をよく頂きます。丁寧に作られたものは当然長持ちするし、こちらも販売して終わりではなく、骨が折れた際に修理するなどアフターケアにも務め、長くご愛用いただいているケースが多い。良いもの、気に入ったものを、大切に長く使うというのが、神戸人のスタイルでしょうか。

Q.岡田さんの今後の夢は。

オカダ洋傘店 写真

傘屋に生れて、一時は嫌で他の仕事に就きましたが、帰ってきて10年経過しました。傘は人々の生活になくてはならないものですし、当店を贔屓にして下さるお客様の期待に応えるためにも、今ではこの仕事に使命感を持っています。そこで、その時々のTPOやファッション、気分によって、靴やカバンを使い分けるように、傘にもこだわりを持って頂きたいと願っています。その方を引き立たせる大切な小物ですから。当店もそんな商品を揃え、お客様にお勧めする。そのためには、オリジナル商品の拡充を含めた品揃えが大切ですが、、商品レイアウトや接客を工夫しなくてはなりません。その一方で、店舗販売の限界も感じており、一部行っているネット販売のウエートを高めていきたいと考えています。(2015.11)

とても有益なお話を聞かせていただきました。ありがとうございました。
■インタビュー 岡田 ちとせ

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