元町マガジン
この企画は、かつての西国街道が「元町通」(明治7年)となり、商店街となった大正末期・昭和初期から、アーケードが完成する昭和28年までの「元町通」を紹介するコーナーです。
元町通にすずらん燈が出現し、街にモダンボーイやモガが闊歩し、「本庄商会」「赤壁商店」「安井写真機店」の店頭に高級舶来カメラが並んだ昭和初期に、日本に本格的な「写真ブーム」がやってきました。5丁目の「安井写真機店」の道向かいの勧商場(今のショッピングセンターのはしり)の「元町ギルド」にはカメラ入門者向けのピンホールカメラの「メイカイ」を扱う「東郷堂」(本店は東京)も開店、元町通各丁ではカメラ小売店に商売替えする店や店舗一部で写真室を開業する店も増えました。