神戸元町商店街 KOBE MOTOMACHI SHOPPING STREET

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この企画は、かつての西国街道が「元町通」(明治7年)となり、商店街となった大正末期・昭和初期から、アーケードが完成する昭和28年までの「元町通」を紹介するコーナーです。

第25話 郵便役所

第25話 郵便役所

元町通が西国街道だった頃、今の4丁目〈山側〉に『早伊』という飛脚屋がありました。
「ハヤイ」というのは名ばかりで、大変悠長な江戸時代からの飛脚便だったそうです。
 明治4年(1872)に、東京―大阪・神戸などの間で手彫りの郵便切手・木製郵便箱を用いる近代的な郵便制度が開始され、大阪・中之島の淀屋橋角に駅逓司の「大坂郵便役所」(大阪最初の郵便局)が設置され、神戸では今の6丁目(山側)西端、「西の関門」の道向かいの島屋彦三郎邸に「神戸郵便役所」(神戸最初の郵便局)が設置されることとなりました。明治9年(1877)には間もなく移転して「神戸郵便局」と名をかえた今の中央郵便局の源流の、前島密が直接に采配したという洋館建物が栄町通に新築されました。 そして明治26年(1893)には元町通3丁目に古切手(使用済切手)を扱う趣味の店「栄屋商店」が開店することとなりました。
安井裕二郎
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