「街がステージ　みんなでコンサート」を合言葉に「第1回元町ミュージックウィーク」開催から始まった「ストリートコンサート」は今や「神戸・元町ミュージックウィーク」のメインコンサートとして出演者からも来街者からも絶大な人気を博していますが今日に至るまでには紆余曲折がありました。

　「元町ミュージックウィーク」は発足当初、元町商店街の音楽好きな商店主が集まって「元町ミュージックウィーク実行委員会」を組織し神戸元町商店街の五つの振興組合から資金協力を頂いて第1回開催の準備を進めました。 そのなかで神戸元町商店街の支援を頂き神戸元町商店街周辺地域で開催するのであれば商店街を会場にストリートコンサートを実施してはという提案があり開催いたしました。 しかし第1回ということで認知度も低く出演するグループも限られていて実行委員会の依頼で出演していただくグループもたくさんありました。また商店街路上でのコンサートで営業中の店舗の前で演奏する以上、近隣の店舗から営業に支障があるという苦情をいただいたりしました。他方、「幾ら立派なホールで有名な演奏家のコンサートを開いてもらっても商店街の賑わいにはならない。商店街に来てくださるお客様に楽しんでいただけるストリートコンサートをもっとやって欲しい」という要望も多数いただきました。

　以来、回を重ねるごとストリートコンサートは出演応募グループが増加の一途をたどり第8回目には175グループが応募いただくという状況になり初めてテープ審査を導入して90グループを選考して出演いただくことになりました。平成17年10月8日開幕した「第8回神戸・元町ミュージックウィーク」では選りすぐりのグループによるストリートコンサートで神戸元町商店街は「音楽の街」になりました。