神戸元町商店街 KOBE MOTOMACHI SHOPPING STREET

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MOTOMACHI MAGAZINE MOTOMACHI MAGAZINE 元町マガジン

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「商鑑」とは造語です。「あきないかがみ」と読みます。「商(あきない)」とは商売で、「鑑(かがみ)」とは鑑(かんが)みる、すなわち考えることなので、「商鑑」とは商売を考えるという意味です。三木 久雄さんが「鏡」に映して歴史を考えるという趣旨で掲載しています。

第44話 呉服屋は呉服販売のプロフェッショナル

第44話 呉服屋は呉服販売のプロフェッショナル

1328.jpg 元町商店街は別名?元町専門店街でしょう。というか、そうあるべきでしょう。
 私は呉服屋です。私が呉服屋なのは「呉服」という商品を販売するからです。「時計」を販売するのは時計屋で、「眼鏡」を販売するのは眼鏡屋です。同じ商売人であっても、販売する商品が違えば、同業ではない。専業化されているのです。商売人が、それぞれの職種に専業化されているのは、専業化することによって、それぞれの商品の販売の専門家(プロフェッショナル)になるためです。
 お客様がお求めになる商品は、衣食住から始まって実に多種多様です。それぞれの商品はまた、用途、性能、規格、効用、と多岐に亘っています。お客様にとって、どの商品が最も望ましいのか、どの商品をお買い求めいただくことが適切なのかを判断することは、販売する人間、商売人に相当の商品知識、経験が必要です。「餅は餅屋」という諺は、餅屋が餅についての商品知識を、他の誰よりもしっかりと持っている専門家(プロフェッショナル)であることを簡単明瞭に物語っているのです。
 その道のプロが販売に携わっている店舗が専門店です。「餅は餅屋」とお客様に信頼していただけ、その信頼に応える商売をする専門店が軒を並べる商店街。元町商店街が自他共に認める元町専門店街であるように「めざせ、プロフェッショナル!」
三木 久雄
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