元町マガジン
「商鑑」とは造語です。「あきないかがみ」と読みます。「商(あきない)」とは商売で、「鑑(かがみ)」とは鑑(かんが)みる、すなわち考えることなので、「商鑑」とは商売を考えるという意味です。三木 久雄さんが「鏡」に映して歴史を考えるという趣旨で掲載しています。
古来、わが国は、「豊葦原の瑞穂の国(とよあしはらのみずほのくに)」と称せられていました。葦が生い茂る湿地帯が豊かに広がり、稲穂が瑞々しく生育する国、という意味で、日本が水稲耕作に適した風土に恵まれていることを詩的に表現しています。