元町マガジン
元町にしかない店舗、元町にしかない商品、元町にしかないサービス、元町にしかないイヴェント、などなど「元町らしさ」を見つける旅…
元町児童絵画コンクール展
- 2005/04/01
- 元町オンリーワン物語
事を始めるのに力が要りますが、事を続けていくにはさらに力が要ります。1988年の第1回開催以来、震災の年を除いて毎年「元町児童絵画コンクール展」を継続開催されてこられた元町5丁目商店街振興組合のご努力は元町商店街の至宝といって過言ではありません。商店街は商売をするところ、「売ってナンボ」の世界です。子供だけがもつ純粋で無垢な感性を育むお手伝いをすることの大切さを理解し支援してこられた元町5丁目商店街組合員のご協力は元町商店街の模範として広く伝える必要があります。事の始まりは宝石店の店主が子息の通う小学校のPTA会長をつとめておられたとき、校内に掲示されていた生徒たちの絵の素晴らしさに心打たれ、もっとたくさんの人に見ていただく機会を商店街でつくれないかと考えられたのがきっかけです。校長に相談し地域の他の小学校や幼稚園のPTA会長に協力を依頼して第1回目の開催にこぎつかれたのです。その熱意に動かされて商店街の協力体制が整い、兵庫県、神戸市からも支援を受けて2005年「元町児童絵画コンクール展」は第17回目を撃ｦました。
かつて絵を出品した子供たちはすでに大人になり、その子供たちが絵を出品する、という親子2代の出品者が誕生しています。20年後、30年後には3代目、4代目が生まれてくることでしょう。「元町児童絵画コンクール展」に係わったひとたちに「元町魂」は連綿と受け継がれてゆくのです。