元町マガジン
元町にしかない店舗、元町にしかない商品、元町にしかないサービス、元町にしかないイヴェント、などなど「元町らしさ」を見つける旅…
老舗
- 2004/06/01
- 元町オンリーワン物語
明治7年5月20日は元町生誕の日、兵庫県知事よりこの地を「元町通」と称するよう通達がだされたのです。時はめぐって平成16年5月20日、兵庫県知事をはじめ多数のご来賓をお撃ｦして「元町130年記念式典」が賑々しく開催されました。式典のなかで元町商店街の「老舗」の表彰が執り行われたのですが対象となった営業年数が100年以上の店舗が21件、50年以上が90件を数え、これは元町商店街全店舗数の実に3分の1にあたります。2年前に元町130年準備委員会が発足し最初に取り組んだのが組合員へのアンケート調査でした。その結果元町商店街で誇りにしていることとして多かったのが「老舗」でした。「老舗」を元町130年事業のなかでどう位置付けるのか、一つは「老舗」の顕彰、50年、100年と営々として事業を継続することがいかに至難なことか、そのことを商店街として賞賛したいと考えたのです。「元町130年記念式典」で対象店舗に「老舗の証」と刻まれた楯が贈呈されました。
そして「老舗」が50年、100年と営業を継続してこられたのは「老舗」へのお客様の信頼があればこそ、「老舗」は信用の証でもあります。元町商店街に「老舗」が多いということはとりもなおさず元町商店街がお客様から信頼をいただいていることでもあるのです。「老舗」は元町商店街の信用度、今風に言えばブランド力の拠って立つところです。全国の商店街が厳しい選別にさらされている今、元町商店街の「老舗」が築き上げてきたブランド力をさらに高める努力を新旧あわせて元町商店街の全店舗で取り組むことが元町130年の最も大切な事業ではないでしょうか。