神戸元町商店街 KOBE MOTOMACHI SHOPPING STREET

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MOTOMACHI MAGAZINE MOTOMACHI MAGAZINE 元町マガジン

元町にしかない店舗、元町にしかない商品、元町にしかないサービス、元町にしかないイヴェント、などなど「元町らしさ」を見つける旅…

懐古写真

懐古写真

474.gif 生誕130年を撃ヲた元町商店街が最も誇りにしているのが「歴史」です。明治7年5月20日、元町通と命名されて以来、130年という長きに亘って神戸の中心商業地として市民に愛され続けてきた膨大な時の流れは何をもってもかえがたい価値をもっています。「歴史」は創るものではない、充実した時の経過によってのみ「歴史」は創られるのです。その遥かな「歴史」を何より雄弁に物語るのが懐古写真。元町130年記念事業に何を取り組むのか、の検討を始めて真っ先に提案されたのが「元町懐古写真展」でした。

 「元町懐古写真展」を開催するにあたってまず懸念されたのが懐古写真が本当に集まるのか、ということでした。心配をよそに懐古写真の募集を始めると元町商店街関係者、また一般市民の方々、企業諸団体から沢山の貴重な写真の提供がありました。提供いただいた写真を整理編集する作業のなかで痛感したことは「写真」は読んで字のごとく「真を写す」ものであることです。懐古写真に映し出されたものはまさに「歴史」の「真実」。元町の代名詞として定着してきた「ハイカラ」「すずらん灯」「モトブラ」「ジュラルミン街」という言葉が懐古写真のなかに実体として映し出されている。あるいは阪神大水害、第二次世界大戦、という惨禍に壊滅的な打撃を受けながら不死鳥のように甦った元町。その130年に亘る元町の「歴史」が懐古写真のなかに動かしがたくあるのです。

 4月29日から5月31日まで開催された「元町懐古写真展」を多くの市民の方々が熱心に見入ってくださいました。それは人それぞれの思い出という名の「歴史」を元町の「歴史」と重ねあわされたことでしょう。それはまた新たな元町の「歴史」を刻む第一歩なのです。
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