神戸元町商店街が一年納めの事業として実施する「もとまちジャンボくじセール」は平成6年12月に「元町生誕120年」の記念事業として誕生しました。それまでにも元町商店街の各振興組合で個別に歳末セールは実施されていましたが「元町生誕120年」の冠事業として「ハワイ旅行に120名様ご招待」を特賞として元町商店街全丁統一で「もとまちジャンボくじセール」が開催されたのです。

　以来、毎年元町商店街各丁の事業部長が会議を重ね「もとまちジャンボくじセール」を継続開催してまいりましたが次第に各丁間の意見の隔たりが顕著になってきました。

　開催期間について元町1番街は阪神大震災後に始まった神戸ルミナリエの開催によって期間中、進入路になりピーク時には観客で身動きが出来ない状態で「もとまちジャンボくじセール」を12月前半に、その他の丁は12月25日のクリスャXまで、と要望が分かれました。景品内容についても特賞に豪華景品を、という考えと中間賞を充実したい、という考えがあり両者の歩み寄りが難しくなりました。それは「もとまちジャンボくじ」の意垂ﾌ促セールとして取り組むか、それとも還元セールと捉えるか、の相違でありお互い譲れない状況になって平成16年は歳末セールを「もとまちジャンボくじセール」として全丁統一で実施できませんでした。