2001年4月から12月に、毎日新聞に掲載紹介された元町周辺の歴史や出来事を紹介しています。
手作り『絵画コン』 初の表彰式
第13回元町児童絵画コンクール」の表彰式が23日、
神戸市中央区元町通5丁目の「こうべまちづくり会館」で開かれた。
出席した32人の子どもたちは緊張しながらも喜びでいっぱい。
名前を呼ばれると大きな声で返事し、一人ずつ表彰状と盾を受け取った。
コンクールは元町5丁目商店街振興組合が「大好きなひと、もの、ゆめ」
をテーモノ募集。毎年ゴールデンウイーク中に通りで展示する。
朝晩、商店主らがパネル台を出し入れする手作りの展覧会で、応募数は年々増加し、
総数は1万点以上に。前年は1000点を超し、
5丁目の端から端までパネル台を置いても展示しきれなかったため、
今回は約650点に絞り込んだ。
表彰式は今回が初めて。吉田喜代一理事長は「子どもたちの思い出に、
とかねがね式典を考えていた。喜んでくれてうれしい」と笑顔。
山口博史副理事長は「準備は大変だが、若いカップルが足を止めるなどお客さんにも好評」と話す。
県知事賞を受賞した市立山の手小3年、山瀬諒大君(8)は4回目の応募。
「ドラゴンを描くのが難しかったけれど、来年も応募したい」
とうれしそうに話していた。
◆元町点描21回目 2001年6月26日
毎日新聞掲載記事の転載