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元町点描
盲目の声楽家が弾き語り
2001年4月から12月に、毎日新聞に掲載紹介された元町周辺の歴史や出来事を紹介しています。
盲目の声楽家が弾き語り
2001/09/21
元町点描
元町ミュージックウィークの一つで、30日午後2時、 神戸市中央区の神戸
月堂である「ふれあいチャリティーコンサート」。 盲目の声楽家、時田直也さん(40・同区)がピアノの弾き語りで叙情歌や童謡を歌い、生い立ちや体験談を話す。
時田さんは生後半年で未熟児網膜症と診断された。両親は「音の世界を大切にしてやりたい」と、 音楽をふんだんに聞かせて育てたという。
目が見えないことは「生まれてからずっとだから」と特別に意識はしないが、 音大生時代は歌詞に出てくる色や風景の表現に悩んだ。 恩師に相談すると、「大切なのは感性。君にしか歌えない歌がある」と励まされた。 以来、練習を繰り返しながら「青は晴れた日の海のにおい、 白は雪道を歩く感触」など、時田さんならではの感覚をつかみ、歌にこめる。 「目が見えないのは不便ですが、不幸ではありません。 歌で明日も元気にやっていこうと思ってもらえたら」と話す。
コンサートは前売り2000円、当日2500円。 問い合わせはミュージックウイーク実行委(078-331-1045)へ。
◆元町点描26回目 2001年9月21日
毎日新聞掲載記事の転載
2001年
バリアフリーの街に(最終回)
『こどもわいわい』スペース -22日オープン 街に活力を-
アフガンで学校建設を -手織り品など即売で支援-
自転車は押して通りましょう -キャラバン隊が呼びかけ-
「商店街は障害者と共に」
古くて新しい『誓文払い』-「あすから2日間、威勢良く」-
もてなしのお茶 どうぞ ―11/3・4日に開催―
無縁仏供養の多宝塔完成
西側のにぎわいへ挑戦続く
魅力いっぱいのライブ
盲目の声楽家が弾き語り
音楽は聴く人のために
秋を彩る『ミュージックウィーク』
商店街が連携して通りを整備
待望の地下鉄海岸線あす開通
手作り『絵画コン』 初の表彰式
"消費税完納"でクリーンさPR
街と港を結ぶ『みなと元町』駅
震災2週間後には半数以上再開
全国初のアーケード完成
戦災復興の象徴『ジュラ街』
相次ぐ空襲 焼け野原に
阪神大水害 商店街も泥の海に
広く愛された すずらん灯
「雨でも高げた不要」 好評の舗装
日本商社も次第に頭角
街道筋 目を引く「デンシンボー」
洋菓子は神戸の文化
「神戸洋服」技術はトップレベル
開港当時から新聞広告で宣伝
写真師・市田氏が開業
元祖 湊川神社ゆかりの銘菓
文明開化の象徴 すき焼きの洋館
明治維新にまつわる舞台
街道の要所守る番所の跡
「ここが神戸のもとの町」
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