2001年4月から12月に、毎日新聞に掲載紹介された元町周辺の歴史や出来事を紹介しています。
西側のにぎわいへ挑戦続く
東西約1・2キロの神戸元町商店街で、西側入り口にあたる元町6丁目商店街。
靴店を営む片山泰造さん(49)は今年6月、同商店街振興組合理事長に就任。
元町の中で最も若い理事長となった。
西側はいつも、大丸や旧居留地、南京町などに近く人通りの多い東側と比べられる。
しかし、「東側から今以上に集客するのは難しい。
元町がにぎわうには西側がポイント」と片山さん。そのために、4~6丁目商店街と、
商店街の西側を南北に走るハーバーロード沿いの企業や郵便局などで結成した「もとまちハーバー懇談会」で、
街灯にバナーを設置するなど、さまざまなイベントを企画・実施している。
来春開催予定の「パラソルショップ」もその一つ。
ハーバーロードにパラソルを並べ、それぞれの下で物品や食べ物を販売。
出店は良質でユニークなアイデアやディスプレーの店に限り、
客が神戸ハーバーランドから元町まで楽しみながら歩けるようにする。
「ハーバーロードは広くて景観もいい。認知度を高めたいんです。
商店街の中で唯一の公園、フォールパークも活用したい」と片山さん。
公園は今夏から花を植えており、ヒャ純鰍Rスモスに替えたばかり。
「小さなイベントからこつこつとやっていきたいですね」
◆元町点描28回目 2001年10月4日
毎日新聞掲載記事の転載