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夢街道
広告に顔をださなかった店主たち(4)
元町、という地名が登場するのは明治七年の五月である。以来、町名の根拠は、はじめにできたまち、もとのまちということになっている。
広告に顔をださなかった店主たち(4)
2012/03/01
夢街道
『足袋装束』は一丁目の梅田謙二、三丁目の奥津修造、六丁目の福見猪吉。
『袴・国旗』は六丁目の篠原もよ。
『和洋家具類』には一丁目の藤田治右衛門、六丁目の加古井友一郎、藤田清二郎(大阪屋箪笥店)の三氏だ。
『道具類・火鉢・指物』では三丁目の森田善太郎。
『緞通・リノリウム・室内装飾品』の項目には六名の名前がある。一丁目の川村眞、横山千賀、二丁目に栗田儀蔵(タカラヤ商店)、四丁目に今井徳太郎(合資会社今井徳太郎商店)、五丁目の平野耕三郎(合名会社平野商店)、六丁目の北本末松(装華園)である。
『表具・額・書画・骨董・屏風』には四名の名前があった。一丁目の倉澤高次郎、松永徳蔵(大仏堂)、三丁目の太田新次郎(播新)、安福敬蔵(文華堂)である。
『古物』には、二丁目の若林福松と三丁目の牧浦藤吉だ。
『小間物・半襟・刺繍・扇子』には五氏の名前をみる。一丁目から西浦みさこ(エリ吉)、三丁目の村田正雄(福助)、五丁目の徳永米七(金光堂)吉田秀之助(元町吉田屋)、滝卯七郎である。
『帽子・真田類及び帽子原料』には八名が顔をだした。一丁目の坂田保国(千代田婦人帽子店)と清水安太郎、二丁目には合資会社西川屋帽子店と松本栄太郎(合名会社元日屋)、四丁目に菊田とも、五丁目に岡田郁郎、竹房徳平、山本安治とある。
『肩掛・洋傘』は、三丁目の柴崎嘉蔵(柴崎洋傘洋行)ひとり。
『貝・紐・釦(ボタン)』も三丁目の田村増次に限られる。
『和傘』も二丁目に林吉三郎氏の名前がみえるだけだ。
『眼鏡』は五丁目に二人の名前がある。西村直吉と森川ヱン。
『和洋雑貨』は十二店舗あった。一丁目に生島藤蔵、合名会社山野雑貨店、呉稼郷、鄭裕麟、章振宇。三丁目には高橋郁太郎、中尾弥太郎( ヤタナカオ雑貨店)、宮村雅男があり、四丁目には桜井増尾が、五丁目には太田嘉一、丹波辰蔵(合資会社丹波商店)、六丁目に芦田トヨの名前が見える。
『下駄・履物類』は四店舗で、二丁目の木村米一、三丁目の内藤萬吉、四丁目の平尾重一、そして五丁目の河田寛(ますや履物舗)である。
『石鹸・各種化粧品・顔料』も四店舗。一丁目の橋本佐一郎(丸善代理部)、四丁目に三浦惣兵衛、五丁目に笹谷朝太郎、六丁目に石川よし。
岩田照彦
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