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夢街道
すき焼き(1)
元町、という地名が登場するのは明治七年の五月である。以来、町名の根拠は、はじめにできたまち、もとのまちということになっている。
すき焼き(1)
2015/02/01
夢街道
横浜へ送られる牛を、神戸の人た ちがただ横目にしていただけでは ない。開港後、まもなく居留地に露 店風の牛肉屋ができたという。牛肉 を、そのまま販売したのか、それと もその場で食するようなものだっ たのか。とにかく顧客は多かった。
その後、登場するのが、すき焼き 屋だ。
安井裕二郎氏の「識る力」による と、神戸で初めてのすき焼き屋は、 明治2年に開業した「鉄屋」である。 元町通4丁目に店を開いたのは、い まは幕府に対抗する勢力になった 長州藩の世話をしてきた弥五郎で ある。ひそかに英国へ密航して帰国、 牛肉になじんた伊藤博文の誘いに 乗り、夫婦で営んでいた店の土間を 改造して、すき焼きをはじめたとい う。土間を改造しての店舗だからさ して広い店とは思えないが、備前兵 と外国側軍隊との間で起こった事 件の解決にあたった伊藤は、外国人 との交渉の場にも利用している。伊 藤には、外国人のために牛肉を食す る場所が必要としていたのだろう。
やはり明治二年に、いまの元町6 丁目から宇治川を超えたあたりに、 牛肉店が開業した。西の関門のそば に店を構えたところから「関門月下 亭」といった。当時、外国人も住むこ とができる雑居地とされていたた め、関門の外側に店を構えたのかど うか。のち、店の名前が「月花亭」に 変わっているが、代わった理由はわ からない。ともあれ、建物は三階建 ての立派な構えの店である。神戸を 訪れたひとは、「スキ一人二銭ナリ」 の名物神戸牛を味わうために繁盛 したという。
前回、紹介した伊之助も、明治十 五年ごろ、牛肉の小売店を開いた。 明治二十年になると、相生橋の東づ め西国街道筋にステンドガラスを はめこんだ二階建の洋館づくりの 店舗を新築する、二階にはケヤキ造 の大きなテーブルを置き、黒革張り の椅子に洋酒の棚をそろえ、官吏や 船長など、上流の客が会食する席に 利用されている。
食の世界で文明開化の糸口に なった牛肉の需要は伸び、明治八年 から十四年の間に、六倍に跳ね上 がっている。
岩田照彦
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