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夢街道
「みち」の管理
元町、という地名が登場するのは明治七年の五月である。以来、町名の根拠は、はじめにできたまち、もとのまちということになっている。
「みち」の管理
2010/06/01
夢街道
「みち」の修理について、慶長一七年(一六一二)一〇月一六日付け青山図書介ら老中三名の連署による、諸大名あての「覚」がある。
馬が通って生じた窪みには砂や石を敷いてよく固め、道の傍らは水の湿り気を与える事。土を固く踏み固めたあとに砂や石を入れること。
道のよいところに土を置いてはいけない。
外国人が日本の道路の手入れのよさに感心したのも、こうした手入れが実直におこなわれていたからだろう。
「みち」に規格がないから、修復の手順も方法もない。
雨降れば泥水がたちまち路上にあふれていた「みち」に、兵庫県が道路掃除の規則を布達したのは明治二年六月のこと。
近来、道路の維持管理がなおざりになっており、各府県地方官においては追って道路の法制が定められるまで、従来の受け持ち区域はもちろん、担当外の場所についても、もよりの町村に公平に割り当て道路管理するように、を前文に、風雨などの有無にかかわらず、三カ月に一度は掃除をする。風雨の後は必ずその持ち場を掃除、路上に溜まった水は左右の側溝に導き、路上に水たまりをなくす。並木の根返りや風雪によるものは追って役所で処分するが、とりあえず通行の妨げにならないよう片付ける。左右に側溝のない道路は、道の両側を低くして雨水が流れるようにする。掃除の受け持ち区域を表す標識を建てておく、などである。
この布達の頭に「再度」とあるから、不十分な実情からかさねて通知したようだ。
開港三十年史に、神戸市街の掃除は東の方鯉川より二つ茶屋村境まで神戸村をして、神戸村境より宇治野川まで二つ茶屋村をして、走水村一円は同村をして請け負はしめぬ、とある記述は、兵庫県布達がいう「割り当て」の内容をさすものであろう。
明治五年七月、道路・側溝へ小便することを禁ずる通達がでている。旅人には宿の主が通知しないとその責任をとらせる、という罰則もある。
明治五年八月に、県は神戸港の道路掃除規則を設けた。外国人と行き来があり、おろそかになりがちな掃除の状況を反映してか、詳細なものだ。
町々の大小に応じてゴミ箱をおき、毎朝四時から六時、昼十二時、夕方三時から五時の掃除時間に店先の往来を掃除する。ふたつの町の間は、お互いその真ん中まで、空き家がある場合は、両隣が掃除する、梱包資材は速やかに処理すること。これに反した者には罰金を課すが、空き家の前の掃除を怠れば両隣に罰金を申し付ける、という。
明治六年二月、「市街地の掃除を怠らないよう布達」は、牛馬糞、朝昼夕三度掃除するよう通知したが、おろそかになっているのはもってのほか、今後、それぞれ軒前が不潔にならないよう、一日に三度にかかわらず、時々注意して掃除するように。そのまま捨て置いたときは過料を申し付ける。
「みち」の維持管理は、住民の清掃意識にゆだねられていたのである。
岩田照彦
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