ENGLISH
簡体中文
繁体中文
한국어
Tiếng Việt
アクセス
サイトマップ
サイトのご利用について
ENGLISH
簡体中文
繁体中文
한국어
Tiếng Việt
お知らせ
神戸元町商店街とは
イベント
お店を探す
元町マガジン
動画・写真ギャラリー
元町マガジン
HOME
元町マガジン
夢街道
写真の話(5)
元町、という地名が登場するのは明治七年の五月である。以来、町名の根拠は、はじめにできたまち、もとのまちということになっている。
写真の話(5)
2014/12/01
夢街道
商い、としての写真師の話を書いてきた。商いとは言いながら、機械を通して、そっくりそのままの姿を写す技術は、ごく一部の人に限られたため「師」がついた。
自分の姿を自分で残すことはできないが、写真という形になると、後世に、その姿を残すことができる。家族にとっては、貴重な宝物になる。写真がもてはやされたのも、そうした理由からだろう。
庶民は、ただ自分の姿を写してもらって後世に残した。写真術に熱をあげた藩主もあった。薩摩藩主の島津斉彬である。斉彬は、殖産興業政策に熱を入れた。製鉄所をつくり大砲、火薬、ガラス、陶磁器、アルコールまで試作したほか、洋式艦船まで建造、ガス燈や電信機のほか写真機も制作している。
その写真について斉彬は、嘉永二年、水戸の藩主斉昭におくった手紙で、写真機を「印影鏡」と紹介、「この術は、父母妻子の容姿を、百年後に残す貴重の技術にして、実に人事中、至要なる技術なり、深く究め、永く修めてその術を極むべし、あに一時の遊戯となすべきものならんや」と書いている。鹿児島県の照国神社には、斉彬の写真が、ご神体として祀られている。薩摩藩おかかえの蘭学者川本幸民は、我が国最初の写真術書「遠西奇器述」を刊行、写真術開創の鹿児島といった存在だ
薩摩藩の影響を受けた福岡藩でも、藩主の黒田長溥が写真術を奨励、そのほか佐賀藩、津藩、水戸藩、大垣藩などでも盛んだったという。
アマチュアカメラマンの代表格は、第十五代将軍職をつとめた徳川慶喜だろう。夫人や母君のほか、自分の肖像写真も多い。
明治も中ごろをすぎると、ハイカラ紳士の趣味団体として、各地にカメラの同好会が生まれている。明治三十七年一月には大阪に「浪華写真倶楽部」ができ、撮影会や展覧会が行われた。京都では「京都写真協会」も誕生した。ハイカラでは他の都市に負けないと、神戸で
は「浪華写真倶楽部」より一足早く、明治三五年、赤壁商店が「神戸写友会」を結成、アマチュアカメラマンを集めて活動をはじめている。
今、元町商店街では、元町一番街のカツミ堂が「写真寺子屋」の名で、アマチュアカメラマンの指導をうけつぎ、元町の写真界を引っ張る存在だ。
岩田照彦
2017年
洋服の話(8)
2016年
洋服の話(7)
洋服の話(6)
洋服の話(5)
洋服の話(4)
洋服の話(3)
洋服の話(2)
洋服の話(1)
缶詰の話(2)
缶詰の話(1)
但馬牛のこと
屠殺の話(2)
屠殺の話(1)
2015年
元町通の獣肉店(2)
元町通の獣肉店(1)
食した獣肉の種類
牛肉・販売量の増加
牛肉の話
肉食雑記(3)
肉食雑記(2)
肉食雑記(1)
維新前の肉食事情
すき焼き(2)
すき焼き(1)
神戸牛
2014年
写真の話(5)
写真の話(4)
写真の話(3)
写真の話(2)
写真の話(1)
神港中学校
六月女子学校
商業教育
元町の教育事情(18)
元町の教育事情(17)
元町の教育事情(16)
元町の教育事情(15)
2013年
元町の教育事情(14)
元町の教育事情(13)
元町の教育事情(12)
元町の教育事情(11)
元町の教育事情(10)
元町の教育事情(9)
元町の教育事情(8)
元町の教育事情(7)
元町の教育事情(6)
元町の教育事情(5)
元町の教育事情(4)
元町の教育事情(3)
2012年
元町の教育事情(2)
元町の教育事情(1)
昭和十年十二月時の元町商店街
元町商店街の組織(3)
元町商店街の組織(2)
元町商店街の組織(1)
初代鈴蘭灯 弾丸に
広告に顔をださなかった店主たち(6)
広告に顔をださなかった店主たち(5)
広告に顔をださなかった店主たち(4)
広告に顔をださなかった店主たち(3)
広告に顔をださなかった店主たち(2)
2011年
広告に顔を出さなかった店主たち
新聞広告紙面に登場した店舗群
鈴蘭灯の仕様と設置場所
鈴蘭灯(百貨店の下足問題)
鈴蘭灯(当時の元町で商う大型店)
鈴蘭灯(元町デパート)(8)
鈴蘭灯(元町デパート)(7)
鈴蘭灯(元町デパート)(6)
鈴蘭灯(当時の電力事情)(5)
鈴蘭灯(当時の世情)(4)
鈴蘭灯(続ける理由)(3)
スズラン灯余談
2010年
スズラン灯
舗装のはじめ
道路拡幅
広くならなかった街道
村里から市形へのなかで
「みち」の管理
「みち」の構造
「道」についての余談(2)
「道」についての余談(1)
西国街道から商いの道へ
市
2009年
貨 幣
太宰府
海外派遣
山陽道
西国街道
明治四十四年ころの商店街(八)
明治四十四年ころの商店街(七)
明治四十四年ころの商店街(六)
明治四十四年ころの商店街(五)
明治四十四年ころの商店街(四)
明治四十四年ころの商店街(三)
明治四十四年ころの商店街(二)
2008年
明治四十四年ころの商店街(一)
明治15年の4~1丁目店舗群
明治15年の6・5丁目店舗群
明治のはじめ
走水村の商い
二つ茶屋村の商い
神戸村の商い
大西座 (十)
大西座 (九)
大西座 (八)
大西座 (七)
大西座 (六)
2007年
大西座 (五)
大西座 (四)
大西座 (三)
大西座 (二)
大西座 (一)
見世物
売込問屋
営業束縛の悪弊を禁ず
触れ書きにみる心意気
明治維新直後のお触れ 掃除
維新直後の布達2 帯刀
布達にみる世相 乗馬
2006年
幕末から明治にかけての村役人
神田孝平 (七)
神田孝平 (六)
神田孝平 (五)
神田孝平 (四)
神田孝平 (三)
神田孝平 (二)
神田孝平 (一)
明治初期3村の暮らし
2代目から6代目までの兵庫県知事
伊藤俊介(博文)
東久世通禧(ひがしくぜみちとみ)
2005年
明治初年の元町商店街
明治維新当時の商店街
神戸、貿易のはじまり
三村の外国人取引
雑居地と貿易
雑居地の警備
雑居地、その家賃
柴田剛中(10)
柴田剛中(9)
柴田剛中(8)
柴田剛中(7)
柴田剛中(6)
2004年
柴田剛中(5)
柴田剛中(4)
柴田剛中(3)
柴田剛中(2)
柴田剛中(1)
専崎彌五平(6)
専崎彌五平(5)
専崎彌五平(4)
専崎彌五平(3)
専崎彌五平(2)
専崎彌五平(1)
生島四郎大夫(12)
2000年
続 神戸村
神戸村
二ッ茶屋村
走水村
三軒屋の相生町
湊川
兵庫のまち
はじめに
PCサイトを見る
スマホサイトへ戻る